1頭のオオカミがロイヤル島全体の生態系を復活させる

 1997年の冬、1頭のオオカミが、カナダから、アメリカのスペリオル湖に浮かぶ島、ロイヤル島にやってきた。

 厳しい寒さによりスペリオル湖が凍結し、ロイヤル島とカナダ本土が氷の橋で一時的につながったのだ。

 この1頭のオオカミがやってきたことによって、病気や近親交配のせいで打撃を受け、減少の一途をたどっていたロイヤル島のオオカミの数が復活した。

 それだけではない。森林の生態系全体の健全性が改善される連鎖効果が起こったという。

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Source: カラパイア