プラスチックを数分で分解する触媒の開発

 安く丈夫で使い勝手の良いプラスチックは、それゆえに地球の至るところに入り込み、大混乱を引き起こしている。

 米国ノースウェスタン大学の研究チームは、現在最大の環境問題の1つとされるプラスチック汚染解決の一助となる新触媒を開発した。

 それが主なターゲットとするのは、衣服や日用品あるいは漁業用のネットなどに使われる「ナイロン6」だ。

 耐久性に優れ、分解しにくいプラスチックだが、新しい触媒なら、有害な副産物を作り出すことなく、ものの数分で完全に分解することができるという。

 分解されたプラスチックは、より価値の高い製品にアップサイクルすることだって可能なのだそうだ。

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Source: カラパイア