112:1/3:2008/03/26(水) 20:28:35 ID:srWaz6Bh0
上京してきた友人に聞いた話です。
友人は山奥の集落みたいな村に住んでたそうです
その村ではいわゆる大地主一家が権力者で、
一部の人は「様」付けで呼ぶほどの崇拝染みた扱いを受けてました
当時友人は、その一家を異常だと思っていたそうです、
その理由はあまりにも完璧だったから。
少し興味があったので「何故?」と私が聞くと、
友人は自分が体験した、聞いた事を話してくれました。
友人は集落の中の上ぐらいの立場だった、村の年寄りは皆地主の事を崇めるらしい
当時は「気に食わない、でもあいつ等は皆かなりの実力を持っている
テストは大体満点、成績もトップ、運動神経も良くてマラソン大会では常にも一位だった
でも異常なんだ、少なくても30年以上完璧な奴しかいないんだ、
地主一家は多産で兄弟が多い、
その中には一人くらい駄目な奴がいてもいいじゃないか」と思ってたと言う
私は「実はいろんなとこから連れて来てるとか、優秀そうな子を」と言った
友人は「いや、地主の所に子供が生まれると必ず小さな祭りが行われる、
確かに二十歳ぐらいで都会に行く人もいるが
彼らも年末年始に帰ってきて皆の前に現れるんだ。
むしろ家に留まってる奴らの方が怪しかった、殆ど顔出さないんだ、
年末年始にもちょっと襖の隙間から顔見せるくらいで…
家の中で村をまとめる重要な仕事してるらしいんだけど、
どうも怪しかったし出てった人より能無しっぽいんだ、
まあ…と言うか、見ちまったんだけどな…」
ここで友人は顔を暗くしてため息を漏らした、
あれは思い出したくない物を思い出した時の顔だった
続きを読む
Source: 哲学ニュースnwk