保存状態の良い三葉虫の化石が発見され体の構造が明らかに

 モロッコの火山灰の中から、ほぼ生きたままの姿を残した、これまでで最も保存状態が良いとされる三葉虫の化石が発見された。

 火砕流に一瞬にして埋められたことで、普通なら残らないはずの柔らかい組織までが現代まで保存されていたため、研究者の間では「ポンペイの三葉虫」と呼ばれている。

 そこからは、高度に発達した”とげつきのスプーン”のような付属器や全身に長く伸びた消化器官など、これまで知られていなかった三葉虫の特徴が明らかになっている。

 それは絶滅種・現生種を含め、節足動物の口の進化を伝える手がかりでもあるという。

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Source: カラパイア