犯罪者の脳に犠牲者の記憶を埋め込む構造

 未来の刑務所では、AIによる偽の記憶をダイレクトに脳に植え付け、犯罪者の更生を目指すようになるかもしれない。

 イエメン出身の分子生物学者ハシェム・アル・ガイリ氏の最新のアイデアは、まるで映画マトリックスのような人工記憶移植システム「コグニファイ(Cognify)」だ。

 コグニファイはAIによって生成された更生用ストーリーを、受刑者の脳に直接書き込むことで、反省を促し、他者への思いやりを育むための装置だ。

 倫理的にまだ問題のある技術だが、受刑者に犠牲者の視点からの記憶を永遠に植え込むことで、彼らに後悔の念を抱かせることが可能になるという。

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Source: カラパイア