気に入らないオスを食べようとするカエルのメス

 オーストラリア、ニューサウスウェールズ州コーラガン島では、カエルの繁殖期になると、メスに巣穴に引きずりこまれ、捕食される哀れなオスたちの断末魔の叫び声が聞こえてくるという。

 メスに命懸けの求愛をするのは「キンスジアメガエル(Litoria aurea)」のオスたちだ。

 彼らはメスと交尾をするために、懸命に鳴いてメスの関心を惹こうとする。だがメスたちは気に入らないオスが近寄ってくれば、巣穴に引きずり込んで食べてしまう。

 英ニューカッスル大学の研究チームは、この興味深くも、気の毒な「共食い(カニバリズム)」の事例をくわしく観察し、『Ecology and Evolution』(2024年6月12日付)で紹介している。

 以下は実際の画像を紹介しているので、カエルが苦手な人は留意してほしい。

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Source: カラパイア