image credit:redhouse studios/NASA

 月や火星への有人探査を目指すNASAは、不可能を可能にする画期的なアイデアを求めている。そんなアイデアの1つが、「キノコを利用した育つ家」というユニークなものだ。

 宇宙の居住地をキノコ、正確には「菌類の菌糸体」で作ってしまおうという研究を進めるのは、NASAエイムズ研究センターのチームだ。

 同チームはすでにNASAの「革新的先進概念(NIAC)」プログラムの下、支援を受けていたが、このたびチームの研究に、助成金付きのPhase III(段階3)賞が授与された。

 この受賞は、研究が将来の実証ミッションに備える段階に達したことを意味する。

 この段階に進んだことで、チームは今後2年に渡り、200万ドル(約2億9000万円)の資金を受け取り、まったく新しい宇宙建築素材の開発を推進することになる。

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Source: カラパイア