2019年の火災後のノートルダム大聖堂の発掘調査中に発見された人型の鉛の棺
 image credit: Denis Gliksman / INRAP

 2019年の火災により修復作業が続けられていたノートルダム大聖堂の身廊の下から、謎の棺が発掘されたのは2022年初頭のことだ。

 鉛は湿気を防ぎ、腐敗を遅らせる金属で、かつて身分の高い者の棺の材料として使われていた。英国、エリザベス2世の棺の裏打ちにも鉛が使用されている。

 この鉛の棺の主はいったい誰なのか、その謎がついに判明したという。

 「騎士」と名づけられたこの遺体は、16世紀、フランス、ルネッサンス期の詩人、ジョアシャン・デュ・ベレーであるというのだ。

References: Archaeologists Say They've Solved the Mystery of a Lead Coffin Discovered Beneath Notre-Dame | Smithsonian / Mysterious 'horseman' from lead coffin unearthed in Notre Dame Cathedral finally identified | Live Science

続きを読む…

▼あわせて読みたい
古代エジプトの棺に描かれた女性が、マージ・シンプソンに激似だと話題に
見過ごされていた象形文字の解読で古代エジプトのラムセス2世が納められていた棺を特定
ノートルダム大聖堂で発見された2つの棺の封印が解かれ、遺骨の正体が確かめられる
ノートルダム大聖堂で発見された謎の棺の封印が解かれる
ツタンカーメンの棺に納められていた隕石の短剣の謎

この記事のカテゴリ:歴史・文化 / 人類

Source: カラパイア