我々は、意見の対立が起きた際に自分の方が絶対に正しいと確信することが多いが、本当にそうだろうか?
新たな研究によると、人は実際には全体の一部しか把握していないにもかかわらず、自分は決断を下すのに十分な情報を持っていると思い込んでしまうという。
この「自分は十分な情報を持っている」という誤解こそが、誤った結論に至る原因となっており、十分な情報を得ていない人ほど自信過剰になる傾向があるそうだ。
今回の研究は、なぜ多くの人が誤解を抱えたまま自信を持つのか、その背後にあるメカニズムを解明している。
References: Why people think they’re right, even when they are wrong
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Source: カラパイア