316:本当にあった怖い名無し:2006/04/15(土) 11:53:27 ID:PcsoDdYg0
私が学生時代に某老舗ホテルでルームサービスのバイトをしていた時の話です。
そこでは前々から新人バイトに度胸試しをさせるのが恒例となっていました。
それは『深夜のカード回り』。
1人で客室のドアノブに掛けられた朝食注文票を集めに行かされるのです。
その際、先輩に必ず聞かされる話があります。
「歩いていると背後から人の気配が…振り返っても誰もいない…
しかし確かに視線を感じる…まさか!?恐る恐る足元を見るとそこには子供!
いや上半身だけの血塗れの男が!!」
もちろん作り話なのですが、
静まり返った深夜のホテルはそれを真実と思い込ませるだけの魔力を十分に持っていました。
廊下を端から端へ…スタッフ用階段を上り今度は逆方向に端から端へ…。
必要以上に後ろが気になり、自然と歩くペースは速くなっていきます。
4階を過ぎ5階を歩いていた頃だったでしょうか…私はふと気付いたのです…。
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Source: 哲学ニュースnwk