NASA のボイジャー 2 号が1986年1月 24日に撮影した天王星の衛星、ミランダ
天王星の衛星ミランダ。1986年、ボイジャー2号が撮影/Image: NASA/Jet Propulsion Laboratory-Caltech

 太陽から7番目にある惑星「天王星」の衛星「ミランダ」の地下には、液体の水の海が隠されているかもしれない。

 この驚きの新説は、ミランダの地表をマッピングし、そこから衛星に働く潮汐力をモデル化することで導き出された。

 米国ノース・ダコタ大学をはじめとする研究チームによると、過去1億~5億年の間には深さ100kmを超える海が存在した可能性が高いのだという。

 現在もそのような深い海がある見込みは薄い。だが浅い海なら残っているかもしれない。というのも、ミランダの表面に亀裂がなく、完全に凍結しているとは考えにくいからだ。

References: Uranus' moon Miranda may have an ocean beneath its surface, study finds

続きを読む…

▼あわせて読みたい
天王星の鮮明な環をジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影
天王星で赤外線のオーロラを初観測、生命が居住可能な惑星を知るヒントに
ダイヤモンドの雨が降る。天王星の環境を再現する実験に成功、その可能性が濃厚に
天王星から発せられるX線を初めて検出(チャンドラX線観測衛星)
天王星の大気がはぎ取られていた。30年前のフライバイのデータで明らかに(NASA)

この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア