周囲の物質を飲み込み、明るく輝く大食いブラックホールのイメージ
image credit: NOIRLab/NSF/AURA/J. da Silva/M. Zamani

 初期の宇宙で、観測史上もっとも大食いな超大質量ブラックホールが発見されたそうだ。

 ビッグバンからわずか15億年後の「LID-568銀河」の中心にあるそのブラックホールは、ブラックホールが吸収できる理論上の最大値「エディントン限界」を40倍も上回る勢いで周囲の物質を飲み込んでいる。

 この前代未聞の怪物ブラックホールは、宇宙誕生からほんの短期間でなぜ巨大なブラックホールが形成されるのかという、天文学上の難問を解明する重要なヒントになるという。

References: This Black Hole Is Eating Stuff at Over 40 Times The Theoretical Limit : ScienceAlert

続きを読む…

▼あわせて読みたい
ブラックホールが星を引き裂く様子を再現した最新シミュレーション映像
Shall we ダンス?衝突する銀河と踊る初期ブラックホールを観測
標的に強力な粒子ジェットを発射する「デス・スター」のようなブラックホールを16個発見
史上最も明るい天体の源は超大質量ブラックホール、1日に太陽1個を貪り食う
太陽の1000万倍!物理法則を破るほど明るい天体が発見される

この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア