デボン紀後期に生息していた肉鰭類「ティクターリク」 image credit:public domain/wikimedia

 ロボットは最先端の技術だが、その見据える先は未来ばかりとは限らない。もしかしたら大昔を見つめる最高のアプローチにもなるかもしれない。

 ケンブリッジ大学の科学者たちはロボットを使って、古代の魚が3億9000万年前に海を捨て、陸へ歩み出すことを決意したプロセスを明らかにしようとしている。

 太古の化石は貴重な手がかりだが、貴重すぎてわかることには限界がある。そうした過去の空白を最先端のロボットが埋めてくれるかもしれないのだ。

References: Robots could help scientists understand how fish started to walk on land | The Standard

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この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 絶滅・絶滅危惧種生物

Source: カラパイア