枝にとまるキンカチョウ
Photo by:iStock

 誰かが大きなストレスを抱えていた場合、まわりにいる人々にどのような影響を及ぼすのか?

 キンカチョウを対象とした新しい研究により、ストレスは社会集団内で広がり、ストレス要因に直接さらされていない個体にも伝染していくことが明らかとなった。

 ストレスを多く受けた個体がいる集団は、活動的ではなくなり、仲間との絆が弱まるなど、社会的行動に変化が見られたという。

 このストレスの波及は、社会的な集団の結束に負の影響を与え、生存にも大きくかかわる可能性があることを示唆している。

References: The Ripple Effect of Stress: What Zebra Finches Teach Us About Emotional Contagion / Stress in Social Groups: How One's Stress Affects the Whole – Neuroscience News

続きを読む…

▼あわせて読みたい
ガラガラヘビは仲間と一緒だとストレスが軽減し不安が和らぐとする研究結果
ストレスは遺伝する。マウスの父親は精子を介して子孫にストレス反応を伝えていることが判明
ストレスは耳から。耳垢でストレスレベルを診断できるツールが登場(英研究)
他人のストレス・不安は伝染する。細胞レベルで自らの脳を変化させていることが判明(カナダ研究)
飼い主がストレスを感じると、犬も同様のストレスを感じていることが判明(スウェーデン研究)

この記事のカテゴリ:知る / 動物・鳥類

Source: カラパイア