ビリェーナの財宝の中から発見された隕石で作られたと考えられる金箔が貼られた鉄製の剣の柄頭
Image credit: Municipal Archaeological Museum of Villena (CC by 4.0)

 イベリア半島で発見された「ビリェーナの財宝」の中にはどうやら宇宙由来のものがあるらしい。

「ビリェーナの財宝」は、1963年にスペイン南東部アリカンテ州の遺跡カベゾ・レド
ンドで発見された遺物で、おもに金や銀で作られた66点の宝飾品だ。

 今から約3000年前のヨーロッパの青銅器時代にさかのぼるものと考えられていたが、財宝の一部に鉄製品が含まれていたため、正確な年代を特定するのが難しくなった。

 当時はまだイベリア半島で鉄の加工が始まっていない時代だったのだ。ところが後にそれらは宇宙由来の隕石鉄を加工して作られていたことが明らかとなる。

References: Part Of The Bronze Age "Treasure Of Villena" Appears To Have An Extraterrestrial Origin | IFLScience

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Source: カラパイア