ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた「MCG+05-31-045」の姿。3億9000万光年の彼方にある2つの銀河は互いに影響し合っている
Image credit: ESA/Hubble & NASA, R. J. Foley (UC Santa Cruz)

 春の夜空でよく見られる星座で、現代の88星座の1つ「かみのけ座」には、銀河が密集した領域がある。そこには数千もの銀河が含まれ、宇宙の大規模構造の一部を成している。

 ハッブル宇宙望遠鏡が最近とらえた「かみのけ座銀河団」にある、約3億9000万光年先の相互作用銀河「MCG+05-31-045」は、今まさに接近している2つの銀河だ。

 リング状の構造をもつ右側の銀河と、湾曲した2本の渦のような腕(渦巻腕)をもつ左側の銀河が、まるで溶け合うかのように融合しようとしている。

References: When Galaxies Collide: Unraveling the Forces of Cosmic Evolution

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Source: カラパイア