プラスチックごみ問題に立ち向かう新たな救世主となるかもしれない虫の幼虫がアフリカのケニアで初めて発見された。
これまでもプラスチックを食べる虫は見つかっているが、アフリカに生息する種としては初の発見となる。
ゴミムシダマシ科の幼虫、レッサーミールワームが食べるのは、発泡スチロールの原料となる「ポリスチレン」というプラスチックの一種だ。
非常に使い勝手のいいプラスチックなのだが、耐久性が高く微生物や自然分解では何百年もかかる厄介者。薬品や熱で処理するとコストが高くし、汚染物質が発生してしまう恐れがある。
だが数ミリサイズのレッサーミールワームなら、もりもりと食べて消化してくれるというのだからありがたい。
References: Plastic-eating insect discovered in Kenya
▼あわせて読みたい
・プラスチックを食べる海生菌類が発見される
・昆虫のアブの死骸が生分解性プラスチックの原料として有望視されている
・菌類最速、140日で丈夫なプラスチックを分解する菌類が土の中から発見される
・人間の体温でプラスチックゴミを食べるミルワームをサポートする「昆虫スーツ」(昆虫出演中)
・プラスチックゴミ問題の救世主となるか?プラスチックだけを食べて生き延びられるワックスワーム(カナダ研究)
この記事のカテゴリ:自然・廃墟・宇宙 / 昆虫・爬虫類・寄生虫
Source: カラパイア