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 プラスチックごみ問題に立ち向かう新たな救世主となるかもしれない虫の幼虫がアフリカのケニアで初めて発見された。

 これまでもプラスチックを食べる虫は見つかっているが、アフリカに生息する種としては初の発見となる。

 ゴミムシダマシ科の幼虫、レッサーミールワームが食べるのは、発泡スチロールの原料となる「ポリスチレン」というプラスチックの一種だ。

 非常に使い勝手のいいプラスチックなのだが、耐久性が高く微生物や自然分解では何百年もかかる厄介者。薬品や熱で処理するとコストが高くし、汚染物質が発生してしまう恐れがある。

 だが数ミリサイズのレッサーミールワームなら、もりもりと食べて消化してくれるというのだからありがたい。

References: Plastic-eating insect discovered in Kenya

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この記事のカテゴリ:自然・廃墟・宇宙 / 昆虫・爬虫類・寄生虫

Source: カラパイア