574:本当にあった怖い名無し:2006/03/14(火) 21:22:45 ID:Xa97DnmI0

数年前の出来事なのですが、書いてみます。




大学1回生の夏。


私たちの間で心霊スポット巡りが流行っていた。


その日も友人A(女)と、Aの彼氏Bとその友人C(男)と4人で、


関西で心霊スポットとしてはかなり有名なU病院という廃病院に行くことになった。


私はCの車に乗り、AはBのバイクの後ろに乗って、午前1時頃、街から離れた物寂しい所にあるその病院に到着した。




4人ともその異様な雰囲気に鳥肌が立ちまくっている。


ドキドキしながら懐中電灯をそれぞれの手に、4人で固まって中に入っていった。


その病院には様々な噂があり、出たというのはほとんどが2階でということなので、私たちはいきなり2階に上がることにした。


夏だというのに、2階はやけに寒い。鳥肌のせいじゃない、冷たい風が吹いているという感じだ。


ホコリっぽい空気のせいでAは咳き込んでいた。それ以外はなぜか4人とも無言だった。


足音が響く。廊下の先の闇は懐中電灯を向けても何も照らし出さないほど深い。


廃墟独特の不気味さだ。


でもそれだけじゃない。


真っ暗な廊下の先から何かが来てる、近づいてきてる…そんな気がして仕方なかった。


精神的なものからだろうか、足が重い。足が地面からなかなか上がらなくなってきた。



廃病院の怪異


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Source: 哲学ニュースnwk