Image credit: University of Exeter

 コロンビア、アマゾン地域のセラニア・デ・ラ・リンドーサにある、セロ・アズールの崖には、およそ1万2000年以上前にさかのぼる人類の先祖が描いた壮大な岩絵がある。

 全長13kmもの露出した砂岩には、赤い色素でおびただしい数の人間、氷河期に絶滅した様々な動物たちや神話上の生き物などの絵がびっしりと描かれていてそれは見事だ。

 では一体これらの絵にどんな意味があるのだろう?考古学者らは、アマゾンの先住民族の長老たちに協力を得て描かれた絵の解釈を試みた。

 その結果、シャーマンが動物に変身するといった霊的な側面も描写されており、これまで未知だった古代人の精神世界をうかがい知ることができるという。

References: Indigenous elders and ritual specialists help to unlock the meaning of ancient Amazonian rock art – News / Dazzling Ice Age Amazonian Rock Art Depicts Shamans Spiritually Transforming Into Animals | IFLScience

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この記事のカテゴリ:知る / 歴史・文化

Source: カラパイア