金星はかつて地球のように水が豊富で生命が存在する可能性がある惑星だと考えられてきた。しかし、最新の研究によれば、この仮説が覆されるかもしれない。
ケンブリッジ大学の研究チームが金星の大気を詳しく分析した結果、その内部は海が存在したにしては乾燥しすぎていることが判明した。
この発見によりチームの研究者らは、金星はその歴史全体を通じて、焼けつくような高温の不毛な世界であった可能性が高い、と結論づけたという。
References: Researchers deal a blow to theory that Venus once had liquid water on its surface | Institute of Astronomy
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Source: カラパイア