ハクチョウの夫婦の愛の絆はとても強い。死がふたりを分かつまで、生涯同じ相手と寄り添い、共に助け合いながら暮らしていく。
イギリスで、コブハクチョウのメスの首にトゲのついたルアーが刺さり、巻き付いているのを発見した動物救助団体は、すぐに助けなければならないことを悟った。
団体スタッフはこのコブハクチョウを至急捕獲し、首のルアーを安全に除去。さらに他に異常がないか検診した後、いつもいる湖に帰した。
この間約1時間。だが彼女のつがいのオスにとって、その1時間は、いつ終わるとも知れない喪失と悲しみのひとときだ。急に伴侶が連れ去られたことに愕然とし、うろたえていたことだろう。だがやっと戻ってきた。
メスの帰りに気づいたオスは、これ以上ない速さで駆け寄り、その身を案じ、長い首を絡めながらたっぷりの愛情を示したのだ。
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Source: カラパイア