ドイツ、フランクフルトの墓地から碑文が刻まれた銀の護符が発見され、アルプス以北でのキリスト教最古の証拠となるかもしれない
文字が刻まれた銀の護符 image credit:U. Dettmar、AMF

 ドイツ、フランクフルト近郊のローマ時代の墓から、アルプス以北最古のキリスト教の考古学証拠となりえる遺物が発見された。

 この遺物は、西暦230~270年頃の巻物状の護符で、小さな銀箔にラテン語の文字を刻んだもの。これまでこの地域で発見されているキリスト教関連遺物より50年近く古いものだという。

 この発見は、帝政ローマ時代のキリスト教の伝播に関する歴史を塗り替える可能性があるという。

References: Frankfurt silver inscription / Silver amulet unearthed in Frankfurt grave Is the oldest evidence of Christianity north of the Alps | ArchaeologyNews

続きを読む…

▼あわせて読みたい
ソロモン王が悪魔を成敗する様子を描いた1600年前のお守りがトルコで発見される
トルコのシリフケ城で謎の石板発見。墓の魔除け用の護符だった
「神よ、彼らに恐ろしい死を」ローマ時代の牢獄に刻まれた囚人の恨みの言葉が発見される
2500年前の珍しい魔除けの円盤が地中海で発見される
美しい装飾のある中世のペンダントの中から、聖人の遺骨の破片が発見される

この記事のカテゴリ:知る / 歴史・文化

Source: カラパイア