138:本当にあった怖い名無し:2010/05/03(月) 12:33:13 ID:eBuruEgF0
私本人が体験した話です。


今からちょうど10年前、私がまだ大学生だったころのことです。

当時、私には一つ年下の彼女がいました。

彼女は霊感の強い子で、それまでにもさまざまな体験をしていました。
妙な音を聞く、街中でおかしな人影をみる、金縛りにもよくあっていたようです。

特に、嫌な場所(彼女が言うには、空気がよどんでいるらしい)

の側に行くだけで、頭が痛くなるほどでした。

その日、いつものように僕は彼女の家に泊まりにいっていました。


場所は渋谷区笹塚にあるワンルームマンションで、甲州街道を渡り、

商店街を抜けて左に折れてしばらく行ったところにある白い建物です。

わずか4畳半ほどの狭い部屋で、入り口を入ると左側にキッチン、

右側にはユニットバスという、よくある間取りです。
部屋には窓が二つありました。
一つはバルコニーに面した大きな窓、そしてもう一つ、問題の小さな窓が左側の壁面、
エアコンの真下に、ちょうど人の胸の高さのところにありました。

その日はいつもより早く就寝し、


大きな窓に添うように置いてあるベッドで二人寝ていました。

時間は覚えていません。僕はふと目がさめたのです。

頭の上にある窓とエアコンの辺りから、パシン、パシンと

何度か音が聞こえており、その音で目覚めたのでした。


妙な目覚めの良さで、頭がすっきりしていたことを覚えています。
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Source: 哲学ニュースnwk