現代でもシンガポールではむち打ち刑なるものが存在するが、人類の刑罰の歴史において、罪人に「苦痛を与える」ことを目的としたものは古くからあった。

 反省を促すため、命を奪うことなく苦痛を与えるこれらの処刑は拷問とも呼ばれているが、中世のヨーロッパでは、人の手を汚さず、技巧を凝らす必要もなく、ただ罪人を放置しておけば悶絶するほどの苦痛を与える処罰法が存在したという。

 拷問官を負担とストレスから開放してくれる役割を担ったのはヤギである。処罰人の足の裏に塩を塗り、ヤギに永遠と舐めさせたのだという。

References: The Gruesome Goat’s Tongue: Greatest Torture of All Time?

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