火星の北の平原にある粘鉱物の丘は古代の水によって形成された
火星の北半球にある粘土鉱物の丘 © ESA/ DLR/ FU Berlin

 今では不毛の大地が広がる火星だが、その北半球に無数に点在する丘で、大量の粘土鉱物が発見されたそうだ。それは過去、長きにわたり一帯が液体の水につかっていたことを示す重要な証拠だ。

 英国ロンドン自然史博物館とオープン大学の研究チームは、火星軌道を周回している探査機が撮影した高解像度画像を分析して、丘の地質学的特徴を調べた。

 その結果、火星北半球の丘は、かつて地球のイギリスに匹敵する面積が水に侵食された名残であることが明らかになったという。

References: Mysterious Martian mounds formed by ancient water | Natural History Museum

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この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア