『カエルの子はカエル』ということわざがあるが、親子が似るのはやはり遺伝子が深く関係しているようだ。
新しい研究によれば、子どもの認知能力は主に親からの遺伝によって決まり、育った家庭環境の影響はほとんどないという意外な結果が示された。
この発見は、『親がどれだけ良い教育環境を与えるかが子どもの能力を左右する』という一般的な考え方に一石を投じるものだ。もちろん、『トンビが鷹を生む』といったケースもあるが、それは例外的でごく少数にすぎないという。
References: Genetics, not shared environments, drives parent-child similarities in cognitive ability
▼あわせて読みたい
・生まれてすぐ離れ離れになった一卵性双生児の2人の数奇な人生
・数学の才能は生まれつきか?環境か?遺伝子がどれくらい関係するのか調べてみた(ドイツ研究)
・乳幼児時代の気質は20年後の人格形成に影響を与えていることが判明(米研究)
・サイコパスは生まれか?育ちか?脳科学的にみると通常の脳とは違いがあることが明らかに
・親が経験した記憶も子供へと受け継がれる(米研究)
Source: カラパイア