南アフリカの金鉱山の使われていないトンネルの端にあるサンプル採取場所へ歩いていく地質微生物学者の研究チーム
Credit: Emil Ruff

 地球の地中奥深くには、地上や海に匹敵するほど多様な生命が存在するそうだ。

 かつて地下は生物にとって住みやすい場所ではないとされていた。生命が繁栄するには、太陽の光と暖かさが必要だと考えられていたからだ。

 地中の生物多様性は乏しいと思われていたが、こうした見解は変わりつつある。

 最新の研究では、地表に比べてエネルギー供給が桁違いに少ない地中であっても、細菌や古細菌が繁栄していることを明らかにしている。

 驚いたことに、地下の生態系は、この地球の全微生物細胞の半分以上を占めるほど豊かである可能性があるという。

References: Living in the deep, dark, slow lane: Insights | EurekAlert! / Life is thriving in the subsurface depths of Earth – Ars Technica

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この記事のカテゴリ:知る / 植物・菌類・微生物

Source: カラパイア