1万3000年前、旧石器時代の人々は洞窟の床に自らの世界を彫り込み地図を作っていた。それは単なる平面的な地図ではない。川や谷、湖沼など周囲の地形を立体的に再現したものだ。
フランスの遺跡内で発見されたこの地図は、人類が洞窟の床に刻んだ「世界最古の3D地図」の証拠となるもので、当時の人々が自然をどう理解し、記録していたかを教えてくれる貴重な手がかりとなる。
References: World’s oldest 3D map discovered | Newsroom | University of Adelaide / https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ojoa.12316
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Source: カラパイア