Photo by:iStock

 今から100万年ほど前、ノルウェーからイギリス諸島へ向かう北海周辺の地域が、巨大な1つの氷床に覆われていたことが明らかになった。

 その痕跡は、厚さ1kmもある北海の泥層の下に埋もれていたが、科学者たちがその地形を高解像度の音波データで撮影し、詳細を報告したのだ。

 その時代は、第四紀氷河期の氷期の周期が従来の4万年から10万年へと変化した時期にあたる。

 しかし、なぜこのような変化が起こったのかはまだ解明されていない。当時の氷床の姿を理解することが、その時代に起きた気候変動の謎を解く手がかりとなるだろう。

References: Giant ice age landforms discovered deep beneath North Sea revealed in amazing detail | Live Science / Science

続きを読む…

▼あわせて読みたい
かつてシベリアと北米をつないだベーリング陸橋は湿地帯で移動できない動物たちもいた
氷が解けて南極大陸が海から隆起、地球に及ぼす影響は?
後期更新世の氷期が終わった理由は、地軸の向きの変化の影響が大きいとする最新研究
過去16年に渡る大気中のメタンの急増で、気候変動が未知なる激変フェーズに突入か
氷河期ってどのくらい寒かったの?最終氷期の平均気温が明らかに(米研究)

この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア