夏の終わりに、友人たちと山奥の湖でキャンプをした。標高の高い場所で、昼間は涼しく、夜は肌寒いくらいだった。焚き火を囲んで酒を飲み、眠気に任せてテントに潜り込んだ。
夜中、ふと目が覚めた。
テントの外から、「カカカ…カ…カ…」と、不規則でぎこちない鳴き声が聞こえた。フクロウか何かか? と思ったが、どこか違う。

気になって外に出ると、湖のほとりに黒い影があった。月明かりに照らされ、そいつの輪郭がはっきりと見えた。
A_chilling_nighttime_scene_by_a_lake_deep_in_the_m

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Source: 哲学ニュースnwk