史上初めて観測された太陽系外惑星の大気の構造。三層構造で鉄やチタンといった元素の気流が流れている。
史上初めて観測された太陽系外惑星の大気の構造 ESO/M. Kornmesser

 「WASP-121b(通称:ティロス)」は、超高温のホットジュピターで、巨大な太陽系外惑星である。

 ヨーロッパ南天天文台は超大型望遠鏡「VLT」の観測データをもとに、史上初となるティロスの大気の三次元構造のマッピングに成功した。

 ティロスをとり巻く大気は前代未聞のもので、「鉄」と「ナトリウム」と「水素」が吹き荒ぶ三層構造は、惑星の気象メカニズムの理解をくつがえす異世界だった。

 研究チームは「まるでSFから飛び出してきたかのよう」とその衝撃をニュースリリースで伝えている。

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Source: カラパイア