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 戦争において、遠方から標的を狙い撃ちできるスナイパーは欠かせない存在だ。

 映画やゲームなどのフィクション作品に登場するスナイパー(狙撃手)は、迷彩服に身を包み、物陰に潜んで息を殺しターゲットに狙いを定める、寡黙で眼光鋭く、屈強なイメージがある。

 だが、人類最強の戦士と呼ばれ、白い死神、銃殺王の異名を持つ実在したフィンランドの軍人「シモ・ヘイヘ」は、そのイメージを覆すことになるかもしれない。

 身長155cmと小柄ながら、スナイパーとして射殺した人数は確認されただけで542人と世界戦史で最多を誇り、96歳で亡くなったシモ・ヘイヘについて、詳しく説明しよう。

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この記事のカテゴリ:歴史・文化 / 人類

Source: カラパイア