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かつて火星に広大な海があったことを示す有力な証拠が発見されたそうだ。その証拠とは、地下に残された「海岸線」の名残である。
中国の火星探査車「祝融号」の地下レーダーがとらえたのは、川によって海に運ばれた物質が、波によって海岸線に広められて積もった堆積物で、地球の海岸でもみられるものだ。
空気と水が接する海岸線は、地球では最初期の生命が存在したと考えられている場所だ。ならば火星の海岸線を調べれば、過去に存在した生命もまた見つかるかもしれない。
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Source: カラパイア