
サルたちの命がけの横断を防ぎたい。アマゾンの熱帯雨林を貫く道路では、行き交う車をどうにか避けて渡ろうとしては、命を落とすサルが絶えない。そうした悲しい事故を防ぐユニークな取り組みが近ごろ注目を集めている。
その取り組みとは、ブラジルの動物保護活動家で研究者のフェルナンダさんが設計した、樹上性のサルたちを救う橋、その名も「キャノピーブリッジ」の設置だ。
サルたちの空中通路となるロープの橋が、地元の人の協力で設置され、絶滅危惧種のサルたちも道路に降りずにわたれるルートが少しずつ増えている。
自然をつなぐ橋の普及を呼びかけるフェルナンダさんは、自然保護分野の「オスカー」とも称される「ホイットリー賞」も受賞。その取り組みにせまってみよう。
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Source: カラパイア