これまでの研究で、腸の中にいる腸内細菌が脳を操り、私たちの気分や行動にまで大きな影響を与えていることが明らかになっている。

 新たな研究では、腸内細菌がどのように脳をコントロールするのかが明らかになった。その鍵を握るのは、「タンパク質」と「糖」だ。

 私たちの体の基本的な構成要素であるタンパク質には、さまざまな糖が付着する。これを「グリコシル化(糖鎖付加)」という。

 ドイツ、欧州分子生物学研究所の研究チームが新開発の方法でマウスの脳を調べたところ、腸内細菌叢はこのグリコシル化を利用することで、脳の働きを左右していることが判明したのだ。

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Source: カラパイア