
放射線治療はごく一般的ながんの治療法だが、正常な細胞まで殺してしまう諸刃の剣でもある。そこで米国の研究チームは、あの最強生物「クマムシ」を利用して患者を放射線から守る方法を考案している。
クマムシ先輩は小さな体ながらほぼ無双状態で、どんな過酷な環境でも耐えることができる。人間の致死量の1000倍もの放射線を浴びても死なないのも、数あるエピソードの1つだ。
そこでその放射線耐性を人体に移植して、放射線治療の副作用を予防しようというのだ。
マウスを使った実験では、クマムシ由来の放射線耐性タンパク質を投与することで、放射線のダメージを半減させることに成功したそうだ。
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Source: カラパイア