
中米エルサルバドルにあるピラミッド遺跡で、2400年前の陶器製の人形5体が発見された。驚くべきなのは人形の表情だ。
画像を見る限り、魂が抜けたような、虚無感のある表情をしているが、見る角度によって劇的に変わるのだという。
ポーランド、ワルシャワ大学の考古学者チームによると、当時そこで暮らしていた人々は、これらの人形を使って出産に関する儀式を行なっていた可能性があるという。
またこの人形たちは、孤立していたと考えられていた大昔のエルサルバドルが、ほかの地域と交流していたことを示す証拠でもあるそうだ。
▼あわせて読みたい
・考古学者が実在した可能性があると考える9の神話に登場する場所
・古代メソアメリカ文明の球技場遺跡で、体の血を抜く儀式が行われていた可能性
・古代アテネで使用されていた「呪いの壺」が発掘される。その犠牲者は30名以上も!?(ギリシャ)
・生贄代わりか。インカ帝国の儀式用供物が納められた石の箱がチチカカ湖の水中から発見される
・火山そっくりに作り上げた遺跡。ペルーの巨大建造物「エル・ボルカン」の謎
Source: カラパイア