狼の親子
Photo by:iStock

かつてヨーロッパではオオカミが絶滅の危機に瀕していた。だが、積極的な保護活動の末、10年前に約12,000頭だったオオカミは、2022年には21,500頭以上にまで増加した。

 これは、スウェーデン農業科学大学の研究によるもので、ヨーロッパ34か国におけるオオカミの個体数を調査した結果だ。

 この研究では、オオカミの増加がもたらす影響についても分析されている。オオカミが増えることで自然環境はどう変わるのか? そして人間との関係は? 最新の研究結果をもとに詳しく見ていこう。

続きを読む…

▼あわせて読みたい
イエローストーン伝説の「オオカミの女王」が、戦いに敗れ11年の生涯に幕を閉じる
たった1頭のオオカミが島全体の生態系を復活させる
狼や熊など、20種の哺乳類の再導入が失われた生態系を回復する鍵を握っている
狼が及ぼす影響はこんなところにも。鹿と車の事故を減らしているという調査報告(アメリカ)
オオカミを導入してから25年。イエローストーン公園の生態系が安定したことを確認(アメリカ)

この記事のカテゴリ:絶滅・絶滅危惧種生物 / 動物・鳥類

Source: カラパイア