
かつてヨーロッパではオオカミが絶滅の危機に瀕していた。だが、積極的な保護活動の末、10年前に約12,000頭だったオオカミは、2022年には21,500頭以上にまで増加した。
これは、スウェーデン農業科学大学の研究によるもので、ヨーロッパ34か国におけるオオカミの個体数を調査した結果だ。
この研究では、オオカミの増加がもたらす影響についても分析されている。オオカミが増えることで自然環境はどう変わるのか? そして人間との関係は? 最新の研究結果をもとに詳しく見ていこう。
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Source: カラパイア