
古代ギリシャやローマの彫刻といえば、人間の肉体美を追求した理想的なプロポーションと精巧な彫刻技術で有名だが、更に驚くべき秘密があったという。
これらの彫刻はもともと 鮮やかに彩色されており、視覚的な芸術と考えられてきたが、実は「香りの芸術」でもあったのだ。
デンマーク国立博物館の研究によると、古代の神々や王族の彫像には香油が塗られており、宗教儀式や祭典で重要な役割を果たしていたことが明らかにされた。
古代の人々がどのように彫刻と「香り」を結びつけていたのか、その秘密を探ってみよう。
▼あわせて読みたい
・古代ローマ時代の彫像の多くに頭部がない理由、単なる破損だけではなかった
・ブルガリアの古代下水道でほぼ完全なギリシャ神、ヘルメス像が発見される
・かつて温泉だった泥風呂の中で時を止めた20体以上の彫像が2300年の眠りから目覚める
・古代ギリシャとローマでは、汗まみれのアスリートの体の垢が人気商品だった
・なぜ古代彫刻像の息子スティックはあんなにも小さいのか?科学的に検証する。
Source: カラパイア