
オスが口の中でオタマジャクシを育てるという、珍しい習性を持つ絶滅危惧種、ダーウィンハナガエルは南米が原産だ。
ところが2023年、カエルの原産地で、真菌による両生類の感染症がまん延した。ただでさえ絶滅の危機に瀕している貴重な生き物が、この感染症により、1年で90%もその個体数を減らしたという。
ダーウィンハナガエルを救うため、現地で捕獲したカエルたちを遠く離れたイギリスまで移送して、繁殖させる計画が実行に移された。
2025年2月。チリから約1万1,000kmを旅してロンドンに辿り着いたカエルたちから、33匹の赤ちゃんが無事に誕生したそうだ。
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Source: カラパイア