
ドイツ南部で約1億8000万年前の地層から、ほぼ完全な状態のプレシオサウルス属の新種の全身の化石が発見された。
プレシオサウルス属は、長い首を持つ首長竜、肉食性の海生爬虫類で、ジュラ紀から白亜紀まで生息していた。
全長約3mと、まだ成長過程にあったこのプレシオサウルスは「プレシオプテリス・ウィルディ(Plesiopterys wildi)」と名付けられた。
ジュラ紀前期にヨーロッパの海でプレシオサウルスたちは独自にそれぞれの進化を遂げていたのだ。
今回の発見は、地理的な隔たりの中でレシオサウルス類がどのように多様化していったのかを示す重要な手がかりとなるという。
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Source: カラパイア