細菌の水素生成の調査 北海道大学 K. Sato/ Hokkaido University

 病原菌として知られるコレラ菌の仲間が、未来の水素社会のエネルギー供給を担うようになるかもしれない。

 「マリン・ビブリオ」と呼ばれるビブリオ属の海洋細菌の中には、未来の燃料として期待される水素を作り出すものがいる。

 北海道大学をはじめとする研究チームは、貝の仲間である「アメフラシ」の消化管に潜むマリン・ビブリオの遺伝子を分析し、その強力な水素生成パワーの秘密に迫っている。

 その結果、20を超える遺伝子群が整然と並んだ美しきクラスターが発見されたそうだ。

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この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 植物・菌類・微生物

Source: カラパイア