
かつてマヤ文明の中心都市として栄えた「ティカル遺跡」で、謎めいた顔が描かれた1700年前の祭壇が発見されたそうだ。
300年代後半に建てられたとされるその祭壇の四方には羽飾りを身にまとい、盾や装飾品に囲まれた人物が描かれている。
奇妙なのは、それがメキシコの遺跡で見られる「嵐の神」によく似ていることだ。
どうやらそれを描いた職人はティカルの人間ではなく、当時アメリカ大陸で最大の勢力を誇ったテオティワカンの職人だったらしい。
米国ブラウン大学の考古学者によると、そのことはマヤの古代都市ティカルとテオティワカンの対立をほのめかしているいるという。
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Source: カラパイア