NASA/JPL-Caltech

 南極とグリーンランドの氷床や氷河が猛烈な勢いで解けており、地球がバランスを崩し始めている。その影響は深刻で、2100年までに地軸が最大で27mまで揺れ動く可能性があるという。

 これは、スイス、チューリッヒ工科大学の研究チームが衛星データをもとに明らかにしたものだ。

 地球の大きさから見れば、27mという距離は小学校のプールの縦の長さより少し長い程度だが、このぶれは、気候変動の影響が、すでに地球の動きに現れている大きな証拠でもある。

続きを読む…

▼あわせて読みたい
南極の氷が溶けると地下の火山が目覚め、噴火により更なる危機を招く恐れ
地球の北磁極がシベリア方面へと移動、未来のコンパスは「真北からずれる」可能性
気候変動による地球温暖化が地球の自転を不安定にし、1日が長くなりつつあるという研究結果
南極の氷床の下で新たな転換点を特定、これまで見落とされてきた融解プロセスが起きている
後期更新世の氷期が終わった理由は、地軸の向きの変化の影響が大きいとする最新研究

この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア