image credit:Brad Leue/Australian Wildlife Conservancy

 有袋類の宝庫オーストラリアからうれしいニュースが舞いこんだ。ウサギのように長い耳をもつ固有の有袋類ミミナガバンディクートが、かつて君臨していた広大な生息域を取り戻す希望の光が見えてきた。

 かつて大陸の70%以上に生息していたミミナガバンディクートだが、外来捕食者や干ばつや火災などで絶滅危惧種に。分布もごく一部に限られてしまった。

 その後保護のかいあって、2023年の大規模調査で絶滅の危機から復帰し始めたミミナガバンディクートの群れに、このほど着実な増加が確認された。

 その数なんと3000匹以上と、保全活動と再導入プログラムの成果がついに目に見える形で現れたのだ。

 オーストリアの「生態系エンジニア」という重要な役目も担うミミナガバンディクート。その目覚ましい回復ぶりに、生態学者も手ごたえを感じている。

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この記事のカテゴリ:絶滅・絶滅危惧種生物 / 動物・鳥類

Source: カラパイア