古代エジプトの象牙彫刻の動く犬 Image credit: Metropolitan Museum of Art

 古代エジプト人が猫を神聖視し、大切にしていたことはよく知られている。しかし、実は犬もまた愛されていた。狩猟の友として、あるいはペットとして、人々の暮らしに深く溶け込んでいたのだ。

 そんな古代エジプト人の犬への愛情が感じられる発見がある。

 ニューヨークのメトロポリタン美術館には、「機械仕掛けの犬」と呼ばれる象牙の彫刻が所蔵されている。

 紀元前14世紀に作られたとされるこの彫刻は、レバーを動かすと口を開閉し、歯と舌を見せる仕組みだ。また首輪が彫られており、当時の人が飼っていたペットの犬だと考えられている。

 古代エジプトの人々と犬の関わりについて詳しく見ていこう。

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この記事のカテゴリ:動物・鳥類 / 歴史・文化

Source: カラパイア