世界中で発生した洪水を調べたところ、恐るべき社会的な後遺症が明らかになったそうだ。被災地域では人々が病院に殺到するのだ。

 感染症から心血管疾患・呼吸器疾患、さらには精神疾患まで、被災者はさまざまな症状で受診しており、しかも状況が落ち着くまでには最大で7カ月もかかるという。

 これはオーストラリアのモナシュ大学が主導し、世界8か国、747の地域における3億件以上の病院記録を分析した結果明らかになったことだ。

 洪水の長期的な健康影響に関する世界最大かつ最も包括的なこの研究は、これまで見落とされがちだった水害が人々に与える広範かつ衝撃的な影響を浮き彫りにしている。

続きを読む…

▼あわせて読みたい
気候変動の救世主はビーバーかもしれない。衛星データで環境への多大なる貢献が明らかに
洪水で車ごと流される母子を目撃した男性が橋から身を乗り出して窓ガラスを割りみごと救出
どんぶらこっこと流れてきたのは家だった。洪水でトレーラーハウスが川に流され橋に激突
1日で1年分の雨が降った地域も。オーストラリアを襲った集中豪雨と洪水被害
現在40歳未満の人は未曽有の自然災害を経験することになるかもしれない

この記事のカテゴリ:自然・廃墟・宇宙 / 料理・健康・暮らし

Source: カラパイア