1958年に打ち上げられた太陽電池パネルを利用した人工衛星、ヴァンガード1号

 「ヴァンガード1号」は、アメリカが1958年に打ち上げた世界4番目の人工衛星であり、太陽電池パネルを採用したものとしては世界初の人工衛星だ。

 打ち上げから6年間、地球と交信を続けていたが、1964年に通信は途絶えた。それでも67年間。高い軌道を、ひとりぼっちで静かに回り続けている。

 だがようやく彼に帰還のチャンスが訪れようとしている。アメリカの研究チームが、ヴァンガード1号を地球に連れ戻すための計画を立ち上げたのだ。

 今になってなぜ?と思うかもしれない。それは、彼が宇宙で積み上げてきた貴重な経験が、これからの宇宙開発の未来を支える、大きなヒントになるかもしれないからだという。

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この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア