
中央アジアの「アラル海」は、無謀な人為的灌漑事業によってほとんどの湖水が干上がったことで、周辺の生態系や経済に甚大な被害をおよぼす環境破壊が起きたことから「静かなチェルノブイリ」とも呼ばれている
新たな研究によると、湖の激変から80年が経過した今、その元湖底が隆起していることが判明したという。
一体何が起きているのか?
研究者によれば、環境破壊によって地殻の下にある「マントル」の動きが変化したことと関係しているという。
それはつまり、私たち地表で暮らしているだけの人間が、驚くべきことに地球奥深くの動きにまで影響を与えているということだ。
▼あわせて読みたい
・なぜエベレストは世界一高い山となったのか?そして今も成長を続けているのか?
・氷が解けて南極大陸が海から隆起、地球に及ぼす影響は?
・かつて太平洋の4分の1が巨大な海洋プレートで覆われていた。その痕跡を発見
・37年でこんなに変わっていた。地球の変遷をとらえたグーグルアースの衛星画像ビフォア・アフター
・気候変動が地球に与えた影響が一目瞭然でわかるNASAのビフォア・アフター画像
Source: カラパイア