
セルビアの街を歩いていた女性が、胸が張り裂けるような光景を目にした。1匹の野良犬が、パン屋の店先に設置された機械仕掛けの人形の動く手の下に頭を押し付け、撫でてもらおうとしていたのだ。
犬は、人間に撫でてもらう代わりに、人間のように見える人形の手に触られることで、本物の人間の愛情とぬくもりを感じようとしていたのかもしれない。
犬の願いはただ1つ、誰かに愛されたいのだ。
犬のせつない気持ちが自分の中に流れ込んできたという、ベスナ・ヴコジェビッチさんは、その姿をSNSに投稿した。やがて、それがこの犬の運命を大きく変えるきっかけとなる。
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Source: カラパイア